長時間座っても体が痛くならない椅子としてシリーズ累計販売脚数1万脚を超える、人気椅子「ポスチャーサポートチェア PSC―Ⅳ(PSC)」。同椅子の製造販売元である、ハンディネットワーク インターナショナル(HNI、大阪府箕面市、春山哲朗社長)はこのほど、宿泊施設を対象にPSCの販売代理店の募集を始めた。代理店には無償で4脚までデモ機を提供。宿泊客に実際に利用してもらうことで、拡販したい考えだ。
PSCは、「車いす社長」として知られる春山満前社長が考案した。進行性筋ジストロフィーにより一日中座り続けることのつらさを知る同氏ならではの視点で開発。座面にはオープンポケットを配置し、座骨を浮かせることで体圧の集中による臀部(でんぶ)の痛みを回避する。脊椎と骨盤を正しい配列で支持するので、腰の痛みを防止する。椅子の重心が後ろにあるため、体重をかけても椅子がずれず立ち上がりやすいのも特徴だ。
現在、PSCはWEB販売がほとんどだが、コロナ禍で会うことができない親への贈り物需要が増えている。「シリーズ発売から25年以上たちたくさんの方に利用いただいているが、高齢者など本当に使ってほしい層にまだまだリーチできていない」と春山社長。温泉旅館などの宿泊施設は、ラウンジや食事処、客室など座る機会も多いことから、宿泊客にリラックスしながらPSCに触れてもらえると期待する。
代理店契約を結んだ宿泊施設には、送料負担のみ、無償でデモ機を提供する。座面色は、ポルドー、グレージュ、アーモンドの3色から選択可能。館内調度品と合わせた布地での制作にも対応する。座椅子タイプのデモ機もある。PSCの一般販売価格は税込み8万8千円。代理店経由での購入に対しては、販売手数料として1脚当たり税別1万500円を支払う。
代理店契約に関する問い合わせ、申し込みは同社営業開発本部TEL072(725)3388、FAX072(725)3088、担当・渡邉まで。
長時間座っても体が痛くならない椅子