長野県は15日、新型コロナウイルスについて、県内の宿泊施設や飲食店などが適切な感染防止策を講じていることを宣言する「新型コロナ対策推進宣言の店」をスタートしたと発表した。認定制ではなく、事業者の自主的な取り組みの意味合いが強い。
宣言までの流れは、まず事業者がコロナウイルスの感染症対策を検討し、最寄りの商工会や商工会議所に相談。「新型コロナ対策経営推進員」が助言、指導し、ステッカー=写真=を配布する。
指導、助言を受けなくてもステッカーやポスターはダウンロードして使用することができるが、商工会や商工会議所を通せば、これら団体のホームページで情報発信できる。
宣言内容(取り組み事例)は、(1)対人距離の確保(2)手指の消毒設備の設置(3)マスク着用(4)施設の換気や消毒―など。
県は「県民が安心して利用や買い物ができる環境づくりを支援していく」(創業・サービス産業振興室)としている。