長野県は12月16日、東京の「銀座NAGANO」で「信州山ごはん&山の酒」料理コンテストの表彰式を開いた。2017年7〜9月に開催される信州デスティネーションキャンペーン(DC)に向けて、宿泊施設が提供する食の魅力向上を図ろうと企画したもの。同県の旅館・ホテルを対象に行われ、最優秀賞は望山亭ことぶき(上田市鹿教湯温泉)の「信州サーモンマリネ 秋野菜巻き ほうれん草ソース合え」が受賞した。
県内の食材を使った宿オリジナルの単品料理を募集。同時に、料理に合う県内の酒を推薦してもらった。
最優秀賞の「信州サーモンマリネ—」は、輪切りの大根に南瓜ライスを鋳込み、信州サーモンのマリネや霜降り平茸、長芋を盛り付けたもの。「信州のさまざまな食材を一皿で楽しめるゴージャスさを感じた」と、審査員から高い評価を受けた。
長野県観光部の吉澤猛部長は「DCの好機を生かし、信州の食の素晴らしさを全国に広めたい」、長野県旅館ホテル組合会の久保田茂登会長は「来年は大河ドラマ『真田丸』が開かれ、多くのお客さまが県内を訪れるだろう。われわれは食のおもてなしをしっかり取り組みたい」と述べた。
上位に入賞した宿泊施設は次の通り。
最優秀賞=望山亭ことぶき▽優秀賞=温泉山岳ホテルアンデルマット、清風園▽入賞=ペンション森の音楽家、諏訪レイクサイドホテル、オーベルジュ・アルムハウス、東急ハーヴェストクラブ旧軽井沢、ホテルグリーンプラザ白馬・白馬コルチナリゾート(3点)、ホテル国際21、御母手成志の宿荻原館▽団体賞=長和町旅館組合レディース会、ホテルグリーンプラザ白馬・白馬コルチナリゾート、ホテル国際21、戸倉上山田温泉旅館組合連合会
受賞者の記念撮影(左端が長野県の吉澤氏、右端が県旅館ホテル組合会の久保田会長)