長野県タクシー協会(安藤喜久雄会長)や信州・長野県観光協会(理事長=村井仁長野県知事)などでつくる長野県観光ガイドタクシー協議会は2日、長野県長野市の長野県庁前で「さわやか信州観光ガイドタクシー」の出発式を開いた。村井知事はじめ関係者約30人が参加、制服を着たドライバーらがデモンストレーションなどを行った。観光タクシー事業を全県的に展開することで、観光客の利便性向上を図る。
3年間無事故無違反の上、ホスピタリティーや観光知識、接客マナーの講座を受講、試験を合格して認定を受けた法人・個人合わせて186人のドライバーが、「さわやか信州観光ガイドタクシー」として運行する。料金は時間制で、2時間1万3500円から。コースは利用者の希望に合わせ提案する。
利用するには長野県タクシー協会か各タクシー 事業者への事前申し込みが必要。ホームページ(http://www.n-taxi.com/)からも申し込める。
県域が広く、観光地が散在する長野県では、観光客の交通手段の確保が大きな課題となっている。協議会は首都圏のJR各駅にチラシを置くほか、日本旅行業協会の協力を得て、大都市圏からの旅行商品に観光タクシーの組み込みを図るなど積極的にPRしている。
協議会は第2期のドライバー認定も計画、9月下旬頃から接客講座などを始める予定だ。
問い合わせは長野県観光ガイドタクシー協議会(TEL026・227・7177)。
長野県庁前で出発式を行った(中央が村井知事)