“キノコのソムリエ”を育成しようと、長野県のJA中野市、JA志賀高原、信州なかの観光協会、山ノ内町観光連盟など6団体は、「信州きのこマイスター資格認定講座」を創設した。8月下旬から講座を開く。信州特産のキノコに関する知識や調理法を学んでもらい、地域観光などの活性化に役立つ人材を育てるのが狙い。
北信州は、エノキタケをはじめとする栽培キノコの国内有数の産地。旅館・ホテルなどの観光事業者、販売にかかわる流通関係者などに資格を取得してもらい、キノコの魅力をPRしてもらう。料理や販売だけでなく、産業観光や食育の推進にもつなげたい考えだ。
入門コースの「マイスター・ベーシック」認定講座は、講義時間16時間で、8月28日からの4日間と9月1日からの3日間の2つの日程から選べる。9月8日に修了試験を行う。入門コースの合格者を対象にした「マイスター」認定講座は、講義時間20時間で11月に開催。さらに内容を高度にした「マイスタースペシャリスト」認定講座も来年度以降に開講する。
講師は、信州大学農学部の教授や長野県の農林業の担当職員、管理栄養士などが務める。
講義は、長野県中野市の中野地域職業訓練センターで行う。問い合わせは、同センター内「信州きのこマイスター認定講座」係(TEL0269・23・3005)。