
長野県の調べによると2007年度に修学旅行や合宿などの「学習旅行」で同県を訪れた学校数は前年度比5.6%増の2474校だった。延べ児童・生徒数は63万4306人となり、1.1%増。中学校数は7.3%減だったが、小学校数(17.4%増)、高校数(18.1%増)とも大幅に増加した。
延べ児童・生徒数全体で見ると最も来県が多かったのは東京都で20万3559人となり、全体の32.1%を占めている。次いで神奈川県、埼玉県、愛知県、大阪府の順。「高校については福岡県が東京都に次ぐ2位で、熊本県が5位になっているのが特徴的」(観光企画課)。
また、宿泊地別では志賀高原・北志賀高原が21万4150人ともっとも多く、以下、菅平高原、蓼科高原・白樺湖・車山高原と続く。
旅行の種類別では、修学旅行はほぼ前年並みだが、合宿旅行が増加している。どんな目的で来県しているかでは、小学校は自然、農林業、手作りなどをテーマにした体験やスキーを目的とするものが増え、高校では見学とスキー以外のスポーツの伸びが著しい。
多くのスキー場を抱える長野だが、スキー学習旅行で来県したのは787校で、前年度比3.4%減となった。延べ児童・生徒数も34万554人にとどまり、9.3%減った。
