長野県ホテル旅館生活衛生同業組合(県旅組)と日本旅館協会長野県支部の統合組織「長野県旅館ホテル組合会」は5月27日、長野市のホテル国際21で県旅組設立50周年と組合会設立13周年の記念式典を開いた。同県の阿部守一知事、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)の多田計介会長ら来賓、会員など約170人が出席。節目を祝うとともに、県観光のさらなる発展へ、関係者が連携して取り組む姿勢を確認した。式典に先立って行った通常総会では、新会長に中村実彦氏(ホテル五龍舘)を選出した。
組合会は2006年、県旅組と国際観光旅館連盟(国観連)長野地区会、日本観光旅館連盟(日観連)長野支部の3団体の統合組織として設立。現在は国観連と日観連の合併で設立された日本旅館協会の長野県支部と県旅組の統合組織となっている。
式典では、同日で会長を退任する久保田茂登氏(望山亭ことぶき)が会を代表してあいさつ。県旅組の歴史を振り返るとともに、関係者に謝意を述べた。
来賓の阿部知事は「長野県は県内全てが観光地。新しい令和の時代も組合の皆さまの力を借り、要請を聞きながら、県観光の発展に取り組む」と述べた。阿部知事は久保田氏の長年の功績をたたえる表彰状も贈った。
祝賀会では中村新会長も同県の観光発展に取り組む旨のあいさつを述べた。
組合会の新役員は次の通り(敬称略)。
会長=中村実彦(ホテル五龍舘)▽副会長=山本進(志賀リバーサイドホテル)、稲池憲一(白樺倶楽部)、花岡貞夫(旅館すぎもと)、宮坂好俊(八子ヶ峰ホテル)、中谷照由(中谷旅館)
祝賀会で鏡開きをする来賓ら
中村新会長