長野県立美術館（長野市）は今年10月5日から11月17日の間、企画展「京都 細見美術館の名品 琳派、若冲、ときめきの日本美術」を開催する。細見美術館が今年で開館25周年を迎えたことを記念し、日本美の象徴・琳派や天才絵師・伊藤若冲など、名作104件を展示する。
今回実施する企画展では、昭和の実業家・細見良に始まる細見家3代が収集した名品の数々のうち、厳選された重要文化財8件を含む名品を展観。平安・鎌倉時代の仏教・神道美術や、室町時代の水墨画や茶の湯釜、桃山から江戸にかけての茶陶や華麗な蒔絵（まきえ）、七宝と風俗画など、さまざまな美術を鑑賞できる。展観作品の中には、琳派の名作27件、伊藤若冲の名作19件も展示される。企画展の初日10月5日には、細見美術館館長・細見良行氏による記念講演を昼の1時半から開催するほか、同月26日には担当学芸員によるスライドトークイベントも実施する。
観覧料は、一般1400円、大学生1200円、高校生以下・18歳未満は無料。20人以上の団体料金は、それぞれ1人100円引きとなる。10月4日まで販売する前売り券は、一般のみ1200円で販売している。
