長野県諏訪市は11月27日、市の観光グランドデザインづくりの中核となる「諏訪市観光アドバイザー」に諏訪観光協会専務理事の浅井学氏を任命した。委嘱期間は12月1日から2021年3月31日まで。
諏訪市は、観光を諏訪市を特徴付ける基幹産業として位置付け、観光振興による地域活性化や交流人口の増加を目指している。総合的、長期的視点で諏訪市観光の将来像を掲げ、これを実現させるまちづくりの取り組みを進めるため、諏訪市観光アドバイザーを設置することにした。
諏訪市観光アドバイザーは、市内関係箇所と連携した検討会、研究会の開催や、観光に関する市の重要施策への助言などを行う。
市役所で開かれた委嘱式では、金子ゆかり市長から浅井氏に委嘱状が手渡された。浅井氏は「諏訪では夏は花火という大きな観光の目玉があるが、冬は諏訪大社の初詣、諏訪湖の御神渡りなどがないと観光客が少ない。通年で諏訪がにぎわう環境を創出したい」と抱負を語った。
浅井氏はJTBからの出向で、全国に展開するJTBの協力も得て観光グランドデザインの策定を進めるという。
金子市長から委嘱状を受け取る浅井さん(右)