関西国際空港20周年、大阪国際(伊丹)空港75周年の記念式典が6日、ホテル日航関西空港(大阪府泉佐野市)で開催された。太田昭宏・国土交通相、二階俊博・与党関西国際空港推進議員連盟会長、松井一郎・大阪府知事、森詳介・関西経済連合会長ら460人が参加した。
あいさつで新関西国際空港会社の安藤圭一社長は「両空港とも、歴史は平坦ではなかったが、たくさんの応援があり、ポテンシャルが花開き始めた。昨年度の発着回数は13・3万回と過去最高。旅客数は12年ぶりに1800万人を超え1813万人になった。とりわけインバウンドは過去最高の496万人を記録した」と述べたほか、「関西は、ハルカス、USJ、IR(カジノを含む統合型リゾート)など元気な案件が目白押し。観光立国のトップランナーとして走っていきたい」と意欲を示した。
太田国交相は「関西圏は常に我が国の経済、文化を牽引してきた。それぞれに強みを持つ空港が、経営統合の上、コンセッション(公共施設などの所有権を公的機関に残したまま、運営を民間事業者が独立採算型で行う手法)を導入することになった。コンセッションの推進は、安倍政権の成長戦略の重要事項。国土交通省も積極的に支援していく」と祝辞を述べた。
二階会長は「出席者にはそれぞれの立場で関西国際空港の発展策を考えてもらい、力添えを頂戴したい。太田大臣をバックアップしながら、関西国際空港をより活性化していきたい」と述べた。
来賓の祝辞などに続き、鏡開きも行われた。
記念式典で行われた鏡開き