関西・北陸交流会が7日、富山市の富山第一ホテルなどで開かれた。JR西日本の呼びかけによる会合。関西と北陸の相互交流を通じた地域の活性化が目的。運輸局や自治体、観光団体、経済団体、旅行会社、鉄道会社など両エリアの関係者約100人が参加した。
3回目を迎えた交流会。13年8月に大阪で、14年1月には金沢で開催されている。
参加者は、金沢—上越妙高—富山駅間で北陸新幹線に試乗。富山第一ホテルで開かれた全体会議には、地元の石井隆一・富山県知事も出席した。
会議では、歴史や文化、経済の交流が深い関西と北陸の関係強化について再確認。開業時期が前倒しされることになった北陸新幹線の敦賀(福井県)延伸、フル規格による大阪乗り入れの早期実現について意見が交わされた。
また、JR西日本は、北陸と関西の両エリアで行っている観光キャンペーンなどについて説明した。
会議終了後の会見でJR西日本の真鍋精志社長は「両エリアの経済的な交流が重要。便利になった関西から富山以東の移動も提案していきたい」と述べたほか、北陸地域と連携し、若者の目線を生かした情報発信や旅行商品化に取り組む「北陸カレッジ」の事業などを紹介した。
交流会に参加した両エリアの代表者