関西国際空港は、水素で走る燃料電池バスを3月から導入する。
関西エアポート株式会社および南海バス株式会社は、2022年3月に関西国際空港に水素を燃料として走行する燃料電池バス*1を導入することをお知らせします。
本事業は、大阪府の「令和3年度 燃料電池バス導入促進事業費補助金*2」の交付および株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ5社*3からの寄付を受け、南海バス株式会社が関西国際空港内にて燃料電池バスを運行するものです。関西エアポート株式会社では、これまでも関西国際空港において水素利活用に向けた取り組みを推進しており、更なる利活用に向けて本事業の一部費用を負担しています。
2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、次世代エネルギーとして水素の利活用が期待されている中、大阪府内における燃料電池バスの導入は初めてとなります。
関西エアポートグループでは、温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロとする長期目標のもと、再生可能エネルギーや水素の利活用をはじめとする環境負荷低減に向けた様々な活動に取り組んでいます。引き続き空港関連事業者の皆様と連携しながら取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
*1:水素と空気中の酸素の化学反応によって発生する電気を用いてモーターを駆動させ走行するバス。走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない。
*2:令和3年度 燃料電池バス導入促進事業費補助金(大阪府)については、以下をご参照ください。
https://www.pref.osaka.lg.jp/energy/fcbus/index.html
*3:株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社、三菱UFJ証券ホールディングス株式会社、三菱UFJニコス株式会社、アコム株式会社
〇 運行開始予定:2022年3月16日(水)
〇 運 行 路 線 :関西国際空港内 「第1ターミナルビル~展望ホール」 他
燃料電池バス(イメージ)