阪急交通社とJR西日本は8月31日、兵庫県の但馬観光協議会の協力を得て、観光列車「うみやまむすび」=写真=で巡るツアーを造成、10月に実施すると発表した。阪急交通社のブランド、トラピックスの企画として「新型コロナウイルス感染症防止対策を講じて催行する」という。
うみやまむすびは昨年7月に誕生したJR西の観光列車だが、今回の企画では「酒と海の宝箱」として運行する。期間は10月2~30日で、計9本を設定。城崎温泉駅―浜坂駅間を往復する。募集人員は30人(最小催行人員18人)。「Go Toトラベル」事業の対象商品で、旅行代金は大人1人2万6千円となっている。
地元漁港水揚げの海の幸と共に、地酒の香住鶴、但馬、竹泉を飲み比べ、余部鉄橋「空の駅」など日本海の絶景を楽しんでもらう。
ウイルス感染防止のため、車内換気の徹底、乗客とスタッフのマスク着用、健康確認シートの提出や検温などを実施する。
阪急交通社は「コロナ禍で縮小した地元の観光産業と地域活性化にも寄与できるよう取り組む」と話している。