阪急交通社は、9月23日に開業する西九州新幹線「かもめ」(武雄温泉―長崎間)に乗車する旅行商品について、15日に関西発着(新大阪駅・新神戸駅)、6月16日に羽田空港発着、同23日に博多駅発着をそれぞれ販売した。特に、開業日初日の新幹線を利用する博多駅発商品は話題を集めそうだ。
23日限定の博多駅発着の商品名は、「西九州新幹線『かもめ』博多・武雄温泉発1番列車と観光列車『しまてつカフェトレイン』貸切運行日帰りの旅」で、旅行代金は大人1人3万9800円。記念乗車証や開業記念グッズが付いている。
始発の「リレーかもめ」と「かもめ」を乗り継ぎ、長崎駅で下車。大浦天主堂などがある南山手地区の自由散策後、諫早駅から島原駅までの区間を特別に貸切運行する「しまてつカフェトレイン」に乗る。
ランチとスイーツを楽しんだ後は日本一海に近い駅・大三東(おおみさき)駅=写真=で下車し、ホームの電柱に架かる、手書きの文字が書かれた黄色いハンカチと景色を堪能。その後、新大村駅から「かもめ」と「リレーかもめ」を乗り継いで博多駅に向かう。
羽田空港利用の「『かもめ』に乗る三つの乗り物で巡る新しい長崎に出会う3日間」と、関西発着の「『かもめ』にご乗車九州スペシャルルート4日間」はそれぞれ10万円となっている。