阪急交通社は、「冬の味覚ランキング」を発表した。
だんだんと空気がひんやりし始め、話題は冬の味覚に。そこで「関東の人はあまりフグを食べないよね」という声が聞こえてきました。はたして本当にそうなのでしょうか？
阪急交通社では、カニが食べられるツアーやフグが食べられるツアーなど、冬の味覚に関するツアーを豊富に用意しています。そこで、実際はどの冬の味覚が人気なのかを調査してみました。
【調査概要】
有効回答数：332名（関西：165名、関東：167名）
調査期間：2019/10/16～2019/10/17
調査対象：関西と関東、 20代以上の男女
調査手法：Webアンケート
関西は「カニ」、関東は「牡蠣」を、毎年のように食べている？
海鮮に絞った冬の味覚について、どのくらいの頻度で食べているかを聞いてみました。
すると毎年のように食べている割合が、関西はカニが1位、関東は牡蠣が1位という結果に。なんと牡蠣については、関東で半数以上の人が毎年のように食べていることになります。オイスターバーなど、牡蠣が食べられる店が近年関東で増えているのが影響しているのかもしれません。
他に関西と関東で大きな違いが出たのは、金目鯛とフグです。
フグについては、関東が7.2％と最下位に近いのに対し、関西は14.5％となって比較的上位に。実は地域によってふぐ調理師の免許取得方法が異なります。東京では、ふぐ調理師の下で、ふぐ処理の業務に2年以上従事したという証明書まで必要となっています。一方大阪は講習を受けるのみ。
「大阪以外でフグのコースを食べた際にとても美味しかったのですが、値段が高いのでびっくりした。それ以来、ふぐは大阪で食べています。カニも大阪は美味しくて安い」との回答もありました。
「食べたい」ランキングの1位は「カニ」！
次に、食べたい冬の味覚について調査したところ、「すごく食べたい」「食べたい」の合計からランキングしてみると、以下のような結果になりました。
カニは約8割もの人が食べたいと答えています。牡蠣が、毎年のように食べている割合で関東1位と比較して4位と低めになっているのは、どうしても苦手という方も一定数いらっしゃるからかもしれません。
カニ、フグはどこで食べたい？ 全国地域別ランキング
冬の味覚をどのような場所や方法で一番食べてみたいと思うかという質問には、カニ、フグ、伊勢海老が特に「名産地の旅館や飲食店で食べたい」と答える人が非常に多い結果となりました。
「鳥取の出身なので、毎年年末年始は必ずカニを食べるのがお決まりです。とくに自分で作る蟹味噌は絶品だと密かに思っています。その蟹味噌にほぐしたカニをつけながら食べるのがもう本当に最高です」などと回答いただいた方もいますが、名産地に住んでいない方は、どこへ食べに行くのでしょう。参考に、阪急交通社による冬のカニ、フグ関連ツアーで人気の地域ベスト5をご紹介しましょう。
冬のカニ旅行 全国地域別ランキング
冬のフグ旅行 全国地域別ランキング
対象：2019年11月1日～2019年3月31日の期間に出発の、「カニ」「フグ」関連の言葉が含まれるツアーご参加者
※カニやフグを食べるツアーで訪問する複数の地域にて集計しておりますので、必ずしもその地域でカニ、フグを食べるとは限りません。
冬のカニ旅行は、カニ合計2.5杯分を使ったカニフルコースが楽しめる、丹波カニざんまいの日帰りツアーが人気で1位に。冬のフグ旅行は、フグのにぎり寿司、フグの唐揚げ、フグの刺身の3種が食べ放題で楽しめる、萩・長門のツアーが人気でした。
「元の職場の友人2人と、現職の時から毎年1回は北陸か北近畿方面へカニを食べに行っている」など、冬の味覚を目的とした旅行が毎年恒例となっている方もいます。
