阪急交通社と山形県鶴岡市は7月25日、「農業観光連携事業に関する協定」を締結した。阪急交通社が農業観光の促進で自治体と協定を結ぶのは初めて。「今後も機会があれば、(協定を)積極的に検討していく」(広報部)という。同日、鶴岡市役所で皆川治市長と阪急交通社の酒井淳専務執行役員が協定書に調印した。
協定の主な内容は、(1)農業分野を中心とした収穫などの農業体験ツアーの企画、実施(2)市への誘客促進に関する協力(3)食と農における鶴岡ブランドの発信に関すること―など。
地域活性化を目指す市と、観光素材の商品化に関するノウハウと全国における企画、販売ネットワークを持つ阪急交通社が連携することで、地域独自の「食」「農」「観」を生かした旅行商品を全国に発信、「農業を軸とした地域経済の振興を図る」(同)としている。
握手をする皆川市長(右)と酒井専務