阪急交通社は7月16日、JR四国と協力し、同社の五つの観光列車を乗り継いで四国4県を巡る旅行商品を発売した。観光列車に乗るのを目的に旅する人も増えており、鉄道ファンの注目を集めそうだ。
この商品は「5つの観光列車で巡る 四国4県周遊・鉄道ロマンの旅4日間」。出発日は10月2、9日と11月27日で、大阪・神戸発着と博多・小倉発着の2コースを設定。旅行代金は1人12万円。
JR四国が保有する「アンパンマン列車」「伊予灘ものがたり」「しまんトロッコ」「志国高知 幕末維新号」「四国まんなか千年ものがたり」を乗り継いで4県を周遊する。
「人気の伊予灘、トロッコと、不定期運行の幕末維新号の三つの列車を貸し切ることで、五つの列車に乗車可能な商品が誕生した」と自信を示す。
列車の運行区間はアンパンマンが岡山―琴平、伊予灘が松山―伊予大洲、トロッコが江川崎―窪川、幕末維新号が窪川―高知、千年ものがたりが大歩危―多度津。
また、土佐清水観光汽船や四万十川遊覧船の乗船、祖谷のかずら橋、大歩危の秘境観光などのポイントも押さえており、見どころも多い。
観光客に人気のある幕末維新号