阪急交通社と、ケーブルテレビや衛星放送などを手掛けるジュピターショップチャンネル(東京都江東区、新森健之社長)は25日、日本と韓国を巡る10日間のクルーズ旅行をショップチャンネルの番組で販売する。9日、両社がオンライン記者会見し、明らかにした。
クルーズは8月16日に横浜港を出航。3年ぶりに開かれる熊野大花火大会(三重県熊野市)を船上から鑑賞し、鹿児島、韓国・釜山、境港、金沢、函館を巡り、25日に横浜港着。旅行代金は19万8千~52万8千円。
使用船舶は欧州最大のクルーズ会社、MSCクルーズの「MSCベリッシマ」。総トン数は約17万トンで、乗客定員は5686人。洋上のホテルといわれている=写真。
ツアーポイントは、(1)乗船中はドリンクを無料提供(2)船内チップ込み(3)朝食ルームサービス無料(4)専属スタッフがサポート(5)オリジナルイベントの開催―など。また、乗船前の抗原検査に加え、乗船中も必要に応じてPCR検査が受けられる。
ショップチャンネルでクルーズ旅行商品を扱うのは初めて。阪急交通は「2社が業界の垣根を越えて、連携して旅行商品を販売することで、新たな消費を創出し、相乗効果が生まれる」と期待する。