阪急交通社とナビタイムジャパンはこのほど、旅の新しいプラットフォーム「ニッチャートラベル」の運用を開始した。よりユニークな旅行商品の開発や送客を通じて地域活性化を図る。まず東京都渋谷区の着地型ツアーを販売する。
阪急交通社によると、ニッチャートラベルは旅を介して、地域活性化や人々との交流に貢献することを目指し、地方自治体や観光協会、企業、地域の人々などを結び付けて、独創的なパッケージツアーを企画、提供するプラットフォーム。「お客さまはオンライン上でツアーや企画者に関する記事などのコンテンツを閲覧でき、ツアー予約ができる」という。
ナビタイムジャパンはコンテンツ開発や関係者のネットワーキング、プラットフォームの充実化を推進し、阪急交通社は募集型企画旅行の造成、販売を行う。
1回目となる渋谷区のツアーについては、区観光協会、編集者の柴田隆寛氏の協力で、「渋谷オフィシャルツアー」を企画し、その第1弾として「レコードショップを巡るツアー ウィズMURO」を販売する。旅行代金は1人1万5千円。
今後は、スポーツチームと連携したファンツアーや環境保全の学習ツアー、地域ならではの農業体験など、多様な分野との連携を図る。