電算インフォメーションが発売した「スマートコンシェルジュ」=イメージ写真=は、iPad(アイパッド)などのタブレット型携帯端末を利用した館内インフォメーションシステムだ。客室に1台、このタブレット端末を設置することで、さまざまなサービス提供が可能。小規模高級旅館や旅館の特別室、ラグジュアリー、シティホテルなどに採用を呼び掛けている。
システムのトップページには「知る・楽しむ」「予約する」「買いもの」「確認する」の四つのカテゴリーを用意した。館内や食事の案内、貸切風呂などの予約、土産品の注文、非常口と避難経路の確認などが簡単に行える。今まで紙ベースだった宿泊約款や館内案内図などは不要となり、ペーパーレス化を実現した。
操作方法は、タッチパネルに触れるだけ。欲しい情報をすぐに入手できるほか、フロントへの要望も簡単に、かつ、正確に伝えることが可能。「利用者は、フロントへの電話予約の手間や煩わしさからも解放される」と同社。また、動画を交えることで、より効果的な案内が可能に。「エステなどオプションの売り上げアップにも貢献する」という。
土産やこだわり食材、季節ごとの周辺の様子などの旬な情報は簡単にアップロードでき、施設スタッフの負担も少ない。
サービス基本利用料は、1台が月額1千円。オプションの貸切風呂予約機能などを導入する場合は別途費用がかかる。そのほか、初期費用としてのコンテンツ制作費などが必要となる。
この件についての問い合わせ先は、電算インフォメーション(静岡市駿河区寿町6の34)TEL054(289)2210。