焼酎の「荒ろ過」 瓶詰め原酒発売
本格焼酎の製造、販売を行う霧島町蒸留所(鹿児島県霧島市)は20日、同社の代表銘柄「明るい農村」の原酒「美しい日本の農山漁村」=写真=を発売する。原材料はさつまいもと米麹。
通常の焼酎は「加水」という水を加える処理によりアルコール度数を抑えている。同社のかめ壺焼酎の明るい農村も加水を行い、アルコール度数は25度となっている。
今回発売する美しい日本の農山漁村は、顧客からの「原酒が欲しい」という声に応え、蒸留後に一滴の水も加えず、アルコール度数36度以上のものを、不純物を取り除く程度の「荒ろ過」で瓶詰めした。
「本来であれば蔵人らしか味わえない荒ろ過の原酒。焼酎本来の芳醇で、濃厚な風味をストレート、ロックで楽しんでほしい」と同社。
1800ミリリットルと720ミリリットル入りの2種類。価格はそれぞれ税込みで3456円と1728円。
問い合わせ先は、霧島町蒸留所TEL0995(57)0865。