青森県観光連盟はJR東日本の協力を受けて15〜17日の3日間、埼玉県さいたま市のJR大宮駅で東北新幹線全線開業に向けた観光PRイベント「近づく、感じる。青森 観光PRキャンペーンin大宮」を行った。全線開業まで50日となった15日に行ったオープニングセレモニーで渋谷義仁・青森県商工労働部次長は、「キャンペーンを通して、青森をより身近に感じてほしい」とあいさつし、津軽三味線の音色にひかれ集まった人たちに青森への来訪を呼びかけた。
キャンペーンは、新幹線全線開業を目前にして、首都圏エリアの消費者に対する新幹線全線開業の周知と、観光資源の情報発信を目的としたもの。
観光案内映像の放映や来年春に運行が始まる新型新幹線「E5系」のスケールモデルの展示に加え、青森県の名産品であるシジミやリンゴ、ニンニクを使った物産の販売、津軽三味線の演奏やえんぶりの上演などを実施。青森の名産品を買い求める人や、観光パンフレットを手にする人で会場はにぎわった。
キャンペーンにはJR東日本と契約を結ぶ青森県内の旅館・ホテルや観光関連施設などでつくる、「びゅう青森会」のメンバーも参加。中村嘉宏・びゅう青森会会長(青森県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長、浅虫温泉・南部屋旅館顧問)は、「大宮は青森への観光客の中でも比率の高い埼玉県の拠点駅であり、また東北、長野、上越新幹線の乗り継ぎ駅でもある、誘客のための重要な場所と認識している。キャンペーンが青森のファンづくりにつながれば」と期待した。
オープニングのテープカット