
淡路棚田の湯
兵庫県淡路島・洲本温泉のホテルニューアワジ(木下学社長)は、全ての客室から紀淡海峡や大阪湾を一望する絶好のロケーションにある。幅広いニーズに応える客室や、温泉などパブリック施設が充実。世界的に有名なガイドブックでは「4レッドパビリオン」という「最上級の快適」の評価をされている。
ホテルでは同館近くの三熊山の麓に源泉を持つ「洲本温泉うるおいの湯」と、自家源泉の「古茂江温泉」の2種類の温泉を楽しめる。洲本温泉はアルカリ性単純泉で、すべすべ、しっとり感が特徴。古茂江温泉はナトリウム―塩化物強塩泉で、ミネラル分たっぷりのにごり湯(赤湯)だ。
二つの湯を浴場棟「スパテラス水月」とホテル屋上の貸し切り露天風呂、さらに同ホテルと回廊で結ばれるグループ旅館の「淡路夢泉景」に引いている。ゲストは館内にいながらにして「海辺の湯巡り」が楽しめる。
スパテラス水月にある「淡路棚田の湯」は、今も島に残る、淡路島の原風景ともいえる棚田を模した3段の湯船が特徴。2種類の天然温泉と、良質の遠赤外線効果や殺菌効果がある「竹炭の湯」、サウナ、水風呂を備える。
水月のもう一つの湯どころ「くにうみの湯」は、木や自然岩をふんだんに配した、思わず深呼吸をしたくなるほどの、木の香りがすがすがしい湯殿。イザナギノミコトとイザナミノミコトの日本創生の物語をモチーフにしている。
貸し切り露天風呂「夢風泉」は、海上50メートルと、洲本温泉で一番高い場所に位置する湯どころ。ひのきの浴槽を配した全7室。海を眼下にぜいたくな時間を楽しめる。
グループの淡路夢泉景も温泉施設が充実している。2階に展望露天風呂、1階に波打ち際の露天風呂を配したメゾネットタイプの「湯賓閣 天宮の雫(しずく)」。文字通り「天の宮で湯につかっている」気分を味わえる。
▽兵庫県洲本市小路谷20。TEL0799(23)2200。https://www.newawaji.com/
淡路棚田の湯
天宮の雫