鴨川グランドホテル(千葉県鴨川市、鈴木健史社長)はこのほど、俳人の鈴木真砂女を記念したミュージアムを地下1階にオープンした。広さは150平方メートル。鴨川グランドホテルの前身である旅館「吉田屋」の三女に生まれ、同館の女将でもあった真砂女の遺品約300点を展示する。
鈴木真砂女ミュージアムでは、真砂女直筆の俳句や亡くなる直前に詠んだ俳句、実際に使用していた筆記道具やメモ帳のほか、瀬戸内寂聴氏ら交友関係のあった人から贈られた品などを展示。在りし日の真砂女の映像を見ることができるオーディオビジュアルルームも備えている。
同展には俳句、真砂女の生き方に興味を持つ宿泊客や地元客など世代を問わず多くの人が訪れている。
営業時間は午前9時から午後9時まで。入場料は無料。四季によっての展示替えがあり、秋ころには娘で女優の本山可久子氏による講演会を行う予定。