高松市は4月16日、JR高松駅や高松港周辺の歩道8カ所にQRコード付きマンホールのふたを設置した。コードをスマートフォン(高機能携帯電話)などの携帯端末で読み込むと、地元の名所や名産を紹介する市の観光情報サイトに誘導され、必要な情報が得られる。
市上下水道局によると、QRコードを付けたマンホールのふたを設置するのは全国で初めて。
デザインは香川県立高松工芸高校デザイン科の生徒の作品。「生徒の自由な発想で、観光客に対してのおもてなしの心と高松らしさを表現」(同局)したもので、図柄には弓の名手、那須与一や高松城、名産の盆栽などを採用した。
同市は今年春と夏、秋に開催される「瀬戸内国際芸術祭2013」の会場のひとつになっており、県外からの観光客が多く訪れている。市は観光客がQRコードを利用して気軽に観光情報を入手し、市内散策に役立ててもらうことを期待している。
マンホールのふたのデザイン