高校生に地元の魅力を再認識してもらおうと、山形県は11月23日、山形市で高校生による観光プランコンテストを初開催した。生徒たちが自ら考案した観光プランを寸劇などを交えて発表し、地元の観光資源などをアピールした。優秀作品はJR東日本の着地型ツアーに採用する。
同コンテストは、県総合政策推進事業の一環で、県高校教育課が主催。参加校の生徒たちは、地域の歴史や文化、観光資源を独自の視点で発掘することで、新たな観光プランづくりに挑戦した。
各校とも独自にパンフレットを制作しプレゼンテーション時に観客に配布。パソコンのソフトを活用した説明のほか、寸劇なども取り入れ、熱の入った発表を行った。
最優秀賞は、高畠高校が企画した「SLで行く秋の故郷めぐり」。昭和の風景が今に残る商店街「昭和縁結び通り」や旧高畠駅などをめぐるプラン。同プランは、優秀賞を受賞した米沢商業高校のプランとともに、JR東日本が催行する着地型ツアー「駅長オススメの小さな旅」に採用される予定だ。
県高校教育課では「地元の魅力を国内外に発信できる人材づくりのきっかけとなれば」と期待する。
自ら企画したプランを寸劇などを交えてプレゼンテーション