高知県観光コンベンション協会は1月30日、首都圏の旅行会社を対象として「平成30年度高知県観光説明会」を東京都新宿区の京王プラザホテルで開催した。2月1日からスタートする「リョーマの休日 自然&体験キャンペーン」などの観光情報や旅行会社への支援事業の情報を発信した。
JTBや近畿日本ツーリスト、日本旅行などの仕入・商品造成・販売担当者ら約100人が参加した。
冒頭の主催者あいさつで同協会誘致推進本部長の中畠益男氏は「平成29年度から展開してきた『志国高知 幕末維新博』が明日閉幕するが、29年の県外入込客数は大河ドラマ『龍馬伝』が放送された年の435万人を超えて440万人と過去最高を記録した。30年度は7月の西日本豪雨や台風の影響で宿泊キャンセルが相次いだが、11月からの復興支援の対策や維新博のファイナルイベントの効果により前年並みの入込客数が見込めるまでに回復している」と観光客の現状を示し、送客してくれた旅行会社に感謝の意を表した。
リョーマの休日は、「高知で、パワーチャージ」を合言葉に、県立牧野植物園や室戸ユネスコ世界ジオパークの見学など高知ならではの自然・体験メニューを提案するキャンペーン。2020(平成32)年12月末まで実施する。「本県観光の強みである食や歴史・文化を通じたこれまでの誘客の取り組みの土台の上に新たに自然&体験キャンペーンを展開することにより県内に広がる豊かな自然景観やその拠点施設などを多くの皆さんに体験してほしい」と中畠氏。
観光説明会ではまた、アウトドア、生活文化、食をテーマとした嶺北地域でのイベント「土佐れいほく博」や、高知県のエリア別情報、上期の主要イベントなども紹介した。県内の観光協会、観光関連事業者などとの個別商談会や懇親会も行った。
東京で開かれた高知県観光説明会