高級寝具メーカーのエアウィーヴ(愛知県大府市、高岡本州社長)が1月29日、新商品とJOCオフィシャルパートナーシップ契約について、帝国ホテル東京で発表会を行った。元テニスプレーヤーでスポーツキャスターの松岡修造さんとハンマー投げの室伏広治選手が出席し、寝具に対して敏感なアスリートの目線で新製品を紹介した。
新商品の「エアウィーヴデュアルモード」は、ロンドン五輪のマルチサポート事業で採用された同社の技術を駆使した、一般向けのマットレスパット。両面で硬さが異なるので、体調に合わせてハード面とソフト面を使い分けられる。
エアウィーヴ愛用者で、アドバイザーに任命された2人は、新製品の手触りを確認しながら「筋肉疲労が溜まっているときはハードの方がいいのでは」と室伏選手。松岡さんは「自宅でも使えて持ち運びもできる。なぜこれが現役中になかったのか」と、海外遠征が多かった現役時代を振り返り、マットレスが体に与える影響の大きさを語った。
科学技術に基づいて商品開発を続ける同社は、フィギュアスケートの浅田真央選手、テニスの錦織圭選手、ゴルフの宮里美香選手とスポンサー契約をしており、いずれも同社製品を愛用している。今回ロンドン五輪でアスリートを支えた実績と研究成果が認められ、JOCとオフィシャルパートナーシップ契約が結ばれた。
同社製品は、アスリートだけではなく、和倉温泉「加賀屋」や全日本空輸国際線ファーストクラス、日本航空国際線ビジネスクラスなどでも、採用されている。
高岡社長は「復元性にすぐれて寝返りに負担がかからない。夏蒸れず、冬暖かい」と商品の特徴を解説した。
高岡社長と室伏選手、松岡さん(左から)