国土交通省は、高速道路料金のETC搭載乗用車の上限1千円割引について、年末年始の実施日を変更する方向で高速道路会社などとの調整を始めた。現行の計画では、土・日曜、祝日にあたる12月26、27日と1月1〜3日が割引の導入日だが、渋滞の緩和を目的に12月26、27日には導入せず、1月4、5日を追加したい方針。
12月26、27日を対象外とするのは、年末出荷のピークを迎える物流に影響が出ないよう交通量の集中を回避するため。1月4、5日の追加は、2、3日の交通量を分散させ、年始のあいさつ回りやUターンの渋滞を緩和させる狙いがある。
変更にあたって国交省はパブリックコメントの方式で、国民の意見を聞くことにしている。