鶴雅グループ(北海道、大西雅之社長)は6月28日、同グループ初となるオーベルジュ(宿泊施設付きレストラン)「ソラ(旻)」を屈斜路湖畔にオープンした(写真)。グループでは、これまで大規模なホテルが中心だったが、今回、より個性的で多様化する旅のニーズにこたえた。同グループの旅館「鄙の座」などをプロデュースするデザイナー岡部氏によるミントとベリーをテーマとした80平方メートルの客室2室(定員6人と4人)と、地元産の有機野菜と自然食材をふんだんに使った、ナチュラルフレンチで本格的なオーベルジュとして展開していく。
約2万6千平方メートルの敷地に、レストランと部屋2室を備えた2階建てのログハウス風のコテージ1棟とパートナーズコテージ3棟で開業。将来的に広大な敷地を利用して温泉付きのデザイナーズコテージ群の展開を考えている。
宿泊は1室3万1500円、昼食は2625円、夕食は8400円から。大西社長は「旅行形態が変わっていく中、ナチュラルをテーマに食の充実、住の充実、寛ぎの充実を図り、滞在型の施設を目指したい」と述べた。