下電ホテル(永山久徳社長)の運営する「鷲羽山下電ホテル」(岡山県倉敷市、全101室)と、ホテルリゾート下電(同)の運営する「ゆのごう美春閣」(岡山県美作市、全85室)は1日、宿泊客が無料で使用できるスマートフォン「handy(ハンディ)」を全客室に導入した。旅館への導入は世界初。増加し続ける外国人宿泊客の利便性を高める。
宿泊客は滞在中にハンディ端末を自由に室外・館外に持ち出し、国内・国際電話、インターネット接続を無料で使用できる。宿泊施設から同端末へリアルタイムに情報提供をすることもできる。
ハンディジャパン(東京都港区)の勝瀬博則CEOは、「今後、日本独自の宿泊形態である『旅館』への展開を通して、日本のおもてなしを支援していきたい」とコメント。
永山社長は「海外では一般的になりつつある『客室スマホ』を全国の旅館で初めて導入した。シティホテルよりも滞在時間の長い旅館ではさまざまな活用法が考えられるので、お客さまには積極的に活用していただきたい」と話している。