昨年秋の叙勲で旭日双光章を受章した齊藤源久氏(祥平館会長、東京都ホテル旅館生活衛生同業組合理事長、71)の受章を祝う会が3月28日、東京の京王プラザホテルで旅館・ホテル、政財界の関係者ら約750人を集めて開かれた。
齊藤氏は東京・四谷でホテル「ニューショーヘイ」を経営するほか、賃貸ビル、商店、飲食店など幅広く事業展開。旅館・ホテル業界では東京都ホテル旅館生活衛生同業組合の36年間をはじめ、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)、日本旅館協会、同協会東京都支部で長く役員を務めている。
会では東京都の小池百合子知事、細田博之衆院議員(自民党観光産業振興議員連盟会長)、武見敬三参院議員、全旅連の多田計介会長ら、多くの来賓が祝辞。「旅館・ホテル業、観光業の振興に努力された功績は大きい」「これからも大いに活躍していただきたい」と賛辞の声が続いた。東日本大震災の折、延べ6万2千泊の被災者受け入れを指揮したことにも感謝の声が上がった。
あいさつで齊藤氏は出席者に謝意を述べるとともに、自身が関わる四谷の再開発事業に言及。「(地区の)名称はコモレ四谷に決定。新元号が発表されるとそちらに話題が行くので、今発表した」とジョークを交えて述べ、会場の笑いを誘った。
社員から贈られた花束を手にする齊藤氏夫妻