G20(主要20カ国・地域)観光相会合が7日にテレビ会合で開かれた。議長国はサウジアラビア。G20のメンバー国をはじめ33の国・地域と国際機関が参加。日本からは赤羽一嘉国土交通相が出席した。新型コロナウイルスの世界的な流行で危機的な状況にある観光産業の回復に各国が連携して取り組むことなどを掲げた宣言を採択した。
宣言には、コロナ禍に対して「われわれは、旅行・観光産業のパンデミックからの回復を促進するため、また、この産業に属する今回の危機による影響を最も受けた人々、中小零細企業、および旅行・観光産業に依存する開発途上国をサポートするため、国際協力および官民協力を通じ、一丸となって取り組みを継続する」と盛り込んだ。
赤羽国交相は、コロナ禍に対する日本の観光施策について、Go Toトラベル事業を紹介し、安全で安心な新しい旅のスタイルの普及の重要性を強調した。国際的な往来の拡大に関しては各国の協調が必要と訴えた。