カジノを含めたIR(統合型リゾート)を推進する特定複合観光施設区域整備法が20日、参院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立した。国内で今後、3カ所を上限にIRが整備される。都道府県、政令指定都市の整備計画をもとに国が選定するが、北海道、大阪、和歌山、長崎の4道府県が誘致に意欲を示している。
IRはカジノやホテル、会議場、劇場などを含めたリゾート施設。訪日外国人客誘致の切り札になると期待される一方、ギャンブル依存症の増加が懸念され、日本人と在日外国人はカジノについて週3回、月10回の入場制限と1回6千円の入場料を設定する。