日本自動車連盟(JAF)の香川支部は12月2日、観光協定を締結している香川県内の11自治体の課題解決を目的とする「第2回JAF観光協定自治体連絡会~課題解決型地域振興に関する座談会~」を香川県善通寺市で開催した。10自治体の関係者20人と、四国の地域・観光振興に取り組む企業や団体などの組織「四国家サポーターズクラブ」の6人、香川大学の12人が参加した。
観光協定締結の11自治体は、高松市、東かがわ市、坂出市、丸亀市、宇多津町、善通寺市、観音寺市、三豊市、まんのう町、多度津町、土庄町。
連絡会では、善通寺市都市整備部土木都市計画課の担当者が、新しいまちづくりモデル都市の取り組みを紹介。「善通寺市内中心地では人口減少が問題化。核家族世帯はいずれ子どもが巣立ち夫婦だけとなり、やがて空地、空き家となる。建築基準法により建て替えでの人口を増やす機会が失われている。これからは学びの場、公共空間をつくり、住環境を変えていく必要がある」などと語った。
四国家サポーターズクラブの参加企業の一つ、「HYAKUSYO」の湯川致光氏が「観光とまちづくりをハックせよ!」と題して講演。また、自治体、企業、大学の班構成でグループ討議・発表も行った。