ハワイの魅力、価値向上へ
日本航空(JAL)は7月21日、ハワイ大学マノア校シャイドラービジネスカレッジ(米国ハワイ州)と「ハワイの魅力・価値を高め、次世代につながる持続可能な社会の実現」を目的とした連携協定の覚書を締結した。観光分野にとどまらないハワイの魅力、価値の向上を目指す。
連携協定では、ハワイでのイノベーション活動の協働や、ハワイ大学学生のJALグループへのインターン派遣による人材育成など、次世代につながる活動を行う。また、デジタル技術を活用したイノベーション活動を協働、促進することで、SDGsなど環境問題にも配慮したハワイの社会課題を解決する。
イノベーション活動では、社会課題や顧客価値向上につながる事業化を検討し、実証実験などを実施。ハワイ観光アプリ「HAWAIICO」を活用し、MaaSなどに関するデータベース共同研究や、研究のアウトプットとなる事業検討を行う。両者が参画するハワイの課題解決に取り組むコンソーシアム「TRUE」のネットワークなどを活用したスタートアップ企業の活動を促進するイベント開催や新規ビジネスの創造などにも取り組む。
人材育成では、JALグループが(1)シリコンバレー投資戦略室(米国カリフォルニア州)(2)JAL Innovation Lab(東京都品川区)(3)JALハワイ支店(米国ハワイ州)―へのインターン派遣を実施し、ハワイ大学の学生が企業活動に参画する機会を提供する。
「70年の歴史があるハワイ大学とハワイ就航以来65年以上の歴史を持つJALの両者で、ハワイの新たな魅力や価値の創造に貢献する」と関係者。
締結式の様子