日本航空(JAL)、CBcloud(東京都千代田区)、三菱地所(同)は1日、出発地から滞在先のホテルなどの目的地まで安全、安心、快適に移動できる新たな移動体験の創出に向けて手荷物当日配送サービスの実証実験を始めた。第1弾として、東京・羽田―香川・高松線で実施。ニューノーマルに対応した「より安全な旅」の実現を目指す。25日まで。
実証実験では、(1)手荷物当日配送サービスの内容と価格の受容性(2)事業者間の連携とオペレーション体制の確認―を行う。配送申し込みや決済のオンライン化による接触機会の低減、空港から手荷物を当日に宿泊ホテルまで配送するなど手ぶら移動の実現を目指す。
実施期間中は、JALがサービス全体企画、対象路線利用者へのプロモーションや予約、決済サービスの提供、CBcloudが荷主と配送パートナー(ドライバー)をつなぐマッチングプラットフォーム「PickGo(ピックゴー)」を活用した、出発空港まで、また到着空港から目的地までの陸路配送の提供、運営、三菱地所が荷物預け入れ、受け取りを通じた街の関係人口に対する移動拠点の提供、運営を行う。
利用対象は、JAL便で羽田―高松線を利用する人。利用料金は1個1500円(税込み)。JALのウェブサイトから予約ができ、予約時に荷物の預け入れ場所、受け取り場所を指定して決済する。
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