JR九州は、「ゆふいんの森30周年キャンペーン」を1月7日から実施する。
1989年3月にデビューした高原のリゾート列車「ゆふいんの森」が2019年3月に30周年を迎えます。これを記念して日田、由布院を中心とした久大本線沿線への送客キャンペーンを実施いたします。2018年7月14日に久大本線全線での運転再開を迎え、更に盛り上がる“ゆふ高原線”にぜひお出かけください。
1 実施期間
2019年1月7日(月)~2019年6月30日(日)
2 キャンペーン共通ロゴ、グラフィック
3 キャンペーン内容
Ø 「日田」「由布院」にお得に行ける旅行商品が順次登場します。
主な旅行会社からパンフレット・WEB等で販売されます。※上図ロゴマークが目印です。
Ø 上記の旅行商品をご利用のお客さまに「日田」「由布院」で使えるクーポンブックをプレゼント。
※各観光協会でのお受け取りとなります。
Ø 「日田」「由布院」エリアのおススメの観光地、食事施設をマップで紹介したエリア紹介ブックを主要駅に設置します。
Ø D&S列車「ゆふいんの森」の車内販売メニューのリニューアル
<特急「ゆふいんの森」号のあゆみ>
特急「ゆふいんの森」号は、JR九州の発足後間もない1989年(平成元年)3月、博多~由布院~別府を結ぶ特急列車として運行を開始しました。
列車の企画にあたっては、由布院の皆様と何度も意見を交換し、由布院の目指していた、緑ゆたかな滞在型温泉保養都市という理想像を大切にし、「高原のリゾートエクスプレス」をコンセプトとして運行を開始しました。また、当時としては珍しいハイデッカー構造やビュッフェ設備などのハード面の充実のほか、客室乗務員による車内サービスなど、ハード・ソフト両面で画期的な列車をつくりあげました。
その結果、「ゆふいんの森」は30年にわたりお客さまから好評をいただき、2018年10月末時点で約610万人ものお客さまにご利用いただいています。
こうした地域の「ストーリー(物語)」を大切にした列車は、その後のJR九州の「D&S列車(観光列車)」に活かされ、現在のD&S列車ネットワークに受け継がれています。
〔主なできごと〕
1989年 「ゆふいんの森Ⅰ世」デビュー、3両編成で運転をスタート
1990年 ギャラリーを設置し4両編成に
1992年 「ゆふいんの森Ⅱ世」デビュー(「オランダ村特急」を改装)
1999年 「新ゆふいんの森」デビュー(「ゆふいんの森Ⅱ世」は運行終了)
2003年 「ゆふいんの森Ⅰ世」リニューアル
2015年 「新ゆふいんの森」を1両増備し5両編成へ
2017年 平成29年7月九州北部豪雨の影響で、日豊本線経由のう回運転実施
2019年 運行開始30周年
〔使用車両〕
ゆふいんの森Ⅰ世
ゆふいんの森Ⅱ世(現「あそぼーい!」)
新ゆふいんの森(ゆふいんの森Ⅲ世)