JR北海道は13日、2025年3月期第2四半期連結決算を発表した。観光需要回復に加え、3月ダイヤ改正での快速エアポート輸送力増強や映画タイアップ企画などが奏功し、鉄道運輸収入がコロナ禍前を上回るなど運輸業が好調。ホテル業、物販・飲食業も増収となったが、物価高による営業損失拡大や経営安定基金運用益減少もあり、経常利益、四半期純利益とも縮小した。前期の営業損失は174億9800万円。通期の業績予想は変更ない。
営業費用は934億円(前期比2・3%増)で、資材や燃料、仕入れ原価、人件費の上昇などで増加。営業外利益として計上している経営安定基金運用益は、有価証券売却益減などで161億円(17・5%減)。運用利回りは国の支援(経営安定基金下支え)を含め4・71%だった。特別利益は、国の支援(助成金)89億円の計上などで97億円(16・4%増)となった。【記事提供:交通新聞】
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