会員数の低迷など影響
JR指定休憩店連盟(小黒曻己会長=磐梯グループ会長、243会員)は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、6月に開催する予定だった2020年度通常総会を書面総会(7月17日)に変更した。会員数の低迷などから現在の連盟運営を継続することが困難と判断。21年3月31日で終了し、JR指定休憩店連盟の事業を撤退し、解散することとした。
同連盟は1996年に設立以来、JR指定休憩店契約店相互および旅客会社と連携を緊密にし、観光業の向上発展を図ることを目的に事業を展開してきた。しかし、旅行業界の形態の変化などにより、JR6社からの団体送客、会員数が減少。会費の値上げに対する反対の声も多く、運営の継続ができなくなった。
20年度当期収支差額の処分については、各種請求の精算、各種事務所内備品の産廃、関係資料の保管費として使用し、残金については日本赤十字社に寄付される。
19年度事業の報告では、新潟県・庄内エリアDCへの視察研修やJRのウェブサイトを活用した誘客、商談会でのPR活動などが報告された。
20年度事業では、JR各社や関係旅行会社と連携し、送客を拡大する。