JR東日本、ジェイアール東日本企画(jeki)、HIKKY(東京都渋谷区)は6日、駅や車両を軸としたXR(空間拡張技術)領域での業務提携契約を締結した。第1弾として、HIKKYがイベント企画、政策を行う世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット6」(8月14~28日で開催)にJR東日本が「バーチャル秋葉原駅」を出展。リアルとデジタルを組み合わせた新たな体験価値の創造を実現する。
業務提携は、リアルとデジタルを融合させて未来の新たな体験価値を創出し、XR市場をリードすることを目的に実施。第1弾となるバーチャル秋葉原駅では、キャラクターやコンテンツが国内外の来場者を迎えるとともに、実在する駅のように改札を通過したり、電車に乗ってVR世界を巡ることができる。また、エヴァンゲリオン、ちぃたん☆、ホロライブの人気キャラクターが空間を彩るなど、JR東日本が推進するデジタル顧客接点となるプラットフォームを整備、強化する「Beyond Station構想」を推進しながらリアルとデジタルを組み合わせた新たな体験価値を提供する。バーチャル空間に搭乗するモザイクアートは、実在するJR秋葉原駅構内で期間限定で掲示される。バーチャルマーケット6の来場は、パソコンからできる。
「バーチャル秋葉原駅にさまざまな企業の参画を募り、リアルな秋葉原と同様、バーチャル空間でもコンテンツの集積地として価値ある空間づくりを進める」と関係者。