
JR東日本とJR九州は1日付で、初めてとなる保線部門の社員の相互出向を実施した。生産年齢人口減少により鉄道メンテナンスの効率化が喫緊の課題となる中、両社の技術交流を促進し、各種システムなどの適用範囲拡大や連携の強化を図るのが目的。出向者は各社1人ずつで、期間は2027年3月までの2年間。
出向先は、JR東日本鉄道事業本部設備部門保線ユニット(保線戦略)、JR九州鉄道事業本部工務部保線課。JR東日本の営業線モニタリング装置や保線管理システム「RAMos+(ラモスプラス)」などのシステム、JR九州の多機能検測車「BIG EYE(ビッグアイ)」など、それぞれが保有する技術や運用方法を学び、両社の装置やシステム、データベースなどにおける共用や適用、代替などの可能性を検討する。【記事提供:交通新聞】
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