
森崎社長
新しい観光流動創造会社に
びゅうトラベルサービス(VTS)は11月18日、来年4月から社名を「JR東日本びゅうツーリズム&セールス」にすることを発表した。新社名は、JR東日本グループの旅行会社として約30年間にわたり培ってきた「びゅう」のブランド力を継承。旅行商品の販売だけでなく、東日本エリアの魅力的な観光情報発信を行い地域とも連携するなど、観光流動創造会社として生まれ変わる。
新社名は、従来の旅行会社の範疇(はんちゅう)にとどまらず、東日本エリアを中心に旅の目的を地域と共に創り出し、国内外のお客さまに提案していく企業、観光の流動を創り出す企業でありたいという思いのもと命名した。
今後、個人型旅行商品はウェブ販売に特化。旅館・ホテルだけでなく新幹線など鉄道にもダイナミックプライシングを適用する。また、JR東日本の駅にある観光情報発信や各種旅行相談を行う顧客接点型拠点「駅たびコンシェルジュ」の運営を担い、東日本エリアの魅力的な観光情報発信を行うことで地域と連携した観光流動を創造する。同拠点は来年4月に全店舗開業に向けて準備が行われている。
来年3月には、2015年から展開してきた新幹線・特急列車と、旅館・ホテル等の宿泊施設を組み合わせた旅行商品「JR東日本ダイナミックレールパック」を「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」としてリニューアルを実施予定。近年IT化が加速する旅行マーケットに対応した旅行商品を用意する。来年4月1日出発分から購入が可能になる。これまで販売されていた「びゅう旅行商品(びゅうパッケージツアー)」は、来年3月31日帰着分で販売を終了する。
「来年は、設立から30年の節目を迎える。『お客さまの人生を豊かにすること』『地域の活性化に貢献していくこと』の理念は揺らがず、皆さまの期待に応えられるよう歩んでいく」と同社。
森崎社長