JR西日本とJR西日本イノベーションズはこのほど、国内外の宿泊施設に定額で住み放題となるサービス「HafH(ハフ=Home away from Home)」を提供するベンチャー企業KabuK Style(カブクスタイル)と業務提携し、「JR西日本×住まいのサブスク」の実証実験を9月1日に始めた。HafH利用者向けにJR西日本の新幹線、特急が最大約半額になる割引切符を提供する。11月30日まで。
参加者を10月10日まで募集。抽選で90人に大阪―広島間、福岡―広島間、大阪―和歌山・白浜間の切符を最大約半額で提供する。
「ワーケーションや多拠点居住に注目が集まる中、通勤や観光など従来の需要で捉えきれない新しい鉄道需要を創出し、関係人口市場の拡大と地域の活性化、新しいまちづくりを目指す」(JR西日本)。
KabuK Styleは今回の実証実験で移動コストの最適化を行うためのデータ収集を図り、将来的にはMaas開発を促進。不動産や旅行業界のデジタルトランスフォーメーションに寄与するとしている。
HafHで宿泊できる提携施設「ゲストリビングMu南紀白浜」