JTB、東海地区信用金庫協会・名古屋観光専門学校と地方創生に関する産学連携協定締結


 JTBは23日、東海地区信用金庫協会・名古屋観光専門学校と地方創生に関する産学連携協定を締結すると発表した。

株式会社JTB(東京都品川区、代表取締役社長:髙橋広行、以下JTB)、一般社団法人東海地区信用金庫協会(愛知県名古屋市東区、会長:御室健一郎、以下東海地区信用金庫協会)及び学校法人名古屋観光専門学校(愛知県名古屋市中区、学校長:中川貴司、以下名古屋観光専門学校)は、緊密な相互連携と、協働による活動を推進し、昇龍道を基軸としたエリアの観光活性化を通し、地方創生に関する取り組みの推進強化に資することを目的に、2018年10月23日、産学連携協定を締結します。
2016年に東海地区信用金庫協会と株式会社JTB中部(現JTB)は包括的連携協定を締結し、「昇龍道しんきんプロジェクト」を立ち上げました。それ以来、昇龍道を基軸としたエリアで、魅力に溢れながら認知度が必ずしも高いとは言えない地域の隠れたコンテンツを「地域の宝物」(注)として情報発信してきました。

このたび、新たに名古屋観光専門学校の学生が、「地域の宝物」を取り入れたツアーを企画することで、若者の目線から新たな交流創出を目指し、産学連携協定を締結します。

名古屋観光専門学校の学生が「地域の宝物」を取り入れ、地域活性化を目指したツアーを授業の中で企画し、JTBは講師を派遣して、その指導にあたります。その後、完成したツアーのコンテストを実施し、東海地区信用金庫協会、名古屋観光専門学校、JTBの評価に加え、SNSの投票結果から最優秀ツアーを選び、実際に研修旅行として催行します。

学生にとっては自らの企画が現実のものとなり、「昇龍道しんきんプロジェクト」にとってはツアーを企画してもらうことにより、各地区の「地域の宝物」を若者に告知する機会ともなります。
また、研修旅行に参加した学生に対して、アンケートを実施し、「地域の宝物」活用方法を見出す資料として、昇龍道を基軸としたエリアの今後の地域活性化に活かしてまいります。

【具体的な進め方】
①名古屋観光専門学校の授業で、JTBが調査・評価した「地域の宝物」コンテンツを核に若い感性でツアーを企画します。
②企画にあたっては、4~5名が1チームに分かれ、各チームで取り組みます。JTBは講師を派遣し、ツアー企画の講義を行います。
③コンテストを実施し、各チームの学生が企画したツアーのプレゼンテーションを行ないます。東海地区信用金庫協会、名古屋観光専門学校、JTBによる評価に加え、SNSでコンテスト内容を発信し、投票に参加してもらい、評価対象とします。
④一番多くの得票数を勝ち取ったツアーを最優秀ツアーとして、名古屋観光専門学校の学生の研修旅行として催行します。

(注)「地域の宝物」とは、東海地区と北陸地区の信用金庫協会の会員信用金庫から推薦された観光コンテンツです。既存の大型観光施設ではなく、信用金庫の取引先で開示可能な工場、直売所、交流施設や会員金庫が取り組む地域活性化のイベント、その他一般的には知られていない風景、祭、特産品等を指します。推薦されたコンテンツについては、JTBが調査し、有効活用を見出すことによって、地域の活性化に役立つよう活動しています。

 
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