JTBは1日、5G・XR・AIを活用した「新しい移動体験」の実証実験を実施すると発表した。
※1:XRとは、VR、AR、MRなどの先端技術の総称
■実証実験概要
1.期間 2022年2月10日(木)、11日(金)、14日(月)~16日(水)までの5日間
2.場所 愛・地球博記念公園(愛知県長久手市/通称・モリコロパーク)
3.対象者
・愛知県知事、報道関係者:2月10日(木)
・招待試乗者:2月11、14~16日の4日間
4.実施体制
・株式会社JTB :観光事業者・広島県福山市との連携、オンラインツアーの提供
・トヨタ自動車株式会社 :車室空間体験車両の提供
・トヨタ紡織株式会社 :車室空間の企画、設計、開発
・株式会社NTTドコモ :通信環境構築、5Gを活用したデバイスの提供、ARコンテンツの提供
5.実証実験内容
① 移動車両内での複数人同時エンターテインメント体験の提供
ライドアトラクション用バス「MOOX(ムークス) on FCバス」では、立体音響やXR技術による新しい車室空間を提供し、複数人が同じインタラクティブなコンテンツを体験しながら移動する実証を行います。
② 車室空間での遠隔地とリアルタイムコミュニケーションが可能なオンラインツアーの実施
車室空間コンセプト「SQUAL(スクォール)」では、遠く離れた観光地(広島県福山市/鞆の浦)とモリコロパークを5Gで接続し、車両内に設置されている3面ディスプレイを用いて臨場感と没入感のあるオンラインツアーの実証を行います。
■オンラインツアー撮影の様子
今後、JTBは先進技術を活かした「新しい移動体験」を観光やエンターテインメントの領域で活用し、旅を含めた様々なシーンにおける新たな顧客体験価値の創造を目指します。具体的には、JTBが蓄積する観光データ等と、移動の空間と時間を有効活用して、乗車する方々に周辺もしくは遠方の地域の魅力をお届けすることで、新しい観光ルートの提案や回遊性向上、人流創出に取り組みます。さらに、デジタルや先進技術を取り入れながら、リアルでしか体験できない価値の魅力を最大限引き出して、地域消費額を拡大させることで、持続可能な観光地経営と地域社会の発展に貢献してまいります。
※詳細事項につきましては、愛知県経済産業局産業部 産業振興課次世代産業室の配信情報(愛知県ホームページ)をご確認ください。