近畿日本ツーリスト(KNT)東北福島支店は5月29日、タイ・バンコクのホテルの現状を伝えるウェブセミナー「タイバンコク ホテルライブインスペクション」を開催した。旅行関係者ら約40人が参加し、ホテルをライブ視察しながら現場の担当者と意見交換。今後の商品造成、販売につなげる。
ウェブセミナーは、新型コロナウイルスの影響で海外旅行や訪日誘客活動が停止する中、オンラインツールを使った新しいビジネスモデルの創造を目的に実施した。アジアのランドオペレーター「JTA JAPAN」の山本晃裕支店長がタイにおける新型コロナの現状を説明したほか、バンコク市内にあるホテル「グランド センターポイント ホテル ラチャダムリ」の感染予防対策についてもライブ実況で紹介した。同ホテルでは、体温検査のほか、マスク着用案内、ソーシャルディスタンスを案内するステッカーの貼付などを実施している。また、タイ政府がコロナ関連対策として実施しているピクトグラムも紹介した。
山本支店長は「タイは観光で成り立っている国。10月以降に受け入れ規制の解除を予定し、日本が感染指定国から外れれば動き出すはずだ」と話した。
KNT東北福島支店の横葉純一課長は「今後、引き続き国やテーマを絞って続けていく。オンラインを使ったビジネスも模索していく。教育旅行など、リアル旅行の事前事後学習などは親和性が高い」と述べた。
タイ・バンコクのホテルをライブ視察