福井市は3月2日、北陸新幹線の金沢・敦賀間開業に合わせ、JR福井駅東口にある市観光交流センター内に「ふくい観光案内所」を開設する。福井を訪れる観光客に県内全域の観光情報を一元的に発信、福井を満喫してもらう。
市の委託を受け、県観光連盟が運営する。県内全域の観光パンフレットやポスターをエリア別に紹介するほか、伝統工芸品や特産品を福井の食とともにショーケースで展示する。
また、コンシェルジュによる観光・交通案内を行い、英語にも対応。「映像翻訳システムにより、英語以外にも12カ国の言語や手話にも対応する」という。
販売業務も手掛け、(1)日帰りバスツアーや観光タクシープランなどの旅行商品(2)「福旅」などの交通パス、えちぜん鉄道・福井鉄道の企画切符(3)「はぴバス」当日チケット(4)市文化施設など共通鑑賞券「ふくミューパス」―などを取り扱う。
年中無休。営業時間は8時半から19時までだが、繁忙期は20時まで延長する。
観光交流センターは昨年10月オープン。2階建てで、2階にはカフェやワーキングスペースが設けられている。また、屋上広場には恐竜のモニュメントが設置され、台座にあるQRコードをスマホなどで読み取ると、AR(拡張現実)技術が駆使された、動き回る恐竜の映像が楽しめる。