ロンドン・ヒースロー空港は、VIPスイートを改装した。改装を完了したのは第1段階で、3年間かけて改装を終える。
プライベートターミナルを「ザ・ウィンザー・バイ・ヒースロー」と名付け、ターミナルの改修とブランド変更に総額300万ポンドを投じる。
ラウンジのアップグレード、アトリウムの再設計のほか、QRコードから購入ができるアート作品の展示などが取り入れられた。コミューンやAUGUST＆PIERSといった、イギリスブランドの製品も導入した。
搭乗時には機体までBMWの専用車で送迎され、専用のバトラーサービス、ミシュランシェフによる料理の提供、パーソナルショッパーサービス、到着時には専用入国審査を提供する。料金は3,812ポンドからで、最大3名まで利用できる。
ヒースロー空港は、1960年代初頭にプライベートVIPサービスを提供した世界初の空港で、当初は外交官と王族のみが利用できた。2008年にはサービスの提供範囲を拡大し、2009年には商業サービスを正式に開始した。VIPサービスの利用者は過去10年間で2倍となり、今後3年間でさらに2倍に増加する見通し。
利用者の目的地はドーハ、リヤド、ドバイ、ロサンゼルス、ニューヨーク、利用航空会社はエティハド航空、カタール航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、アメリカン航空、エミレーツ航空が多く、年間5万人が利用するという。ファーストクラスやビジネスクラス利用者は、航空会社やターミナルに関係なく利用できる。
【記事提供：トライシー】
