
タイの伝統「ソンクラーン祭」を京都で体験、デュシタニ京都が特別イベントを開催
タイ舞踊やムエタイショーも、本場の祝祭ムードを演出
デュシタニ京都は12日、タイの旧正月を祝う伝統行事「ソンクラーン祭」をテーマにしたイベントやプロモーションを4月12日から20日まで館内各所で開催すると発表した。タイ発の高級ホテルブランドならではの企画で、京都にいながらタイの新年の雰囲気を味わえる貴重な機会となりそうだ。
「水かけ祭り」としても知られるソンクラーン祭は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されているタイ最大の伝統行事だ。デュシタニ京都では、この祭りにちなんだ様々な催しを用意している。
まず注目は、レストラン「Kati」での期間限定メニューだ。タイ風カレーラーメン・カオソーイや、パイナップル入りカレーチャーハンなど、タイ人シェフによる本格的な料理が楽しめる。週末限定のランチブッフェでは、サラダやオードブル、タイスイーツなども提供される。
レストラン「Kati」で祝う、ソンクラーン祭・限定メニュー
パフォーマンスも見逃せない。12日には華麗なタイ舞踊が、13日にはタイの国技であるムエタイのショーが行われる。これらは宿泊者だけでなく、カフェやレストラン利用者も無料で観覧できる。
宿泊者向けの特典も充実している。客室には京都徳力版画館によるソンクラーン祭限定デザインの「おはこ」入り抹茶みるく豆が用意される。また、タイの民族衣装「チュット・タイ」の試着体験も可能だ。13日から15日までは、チェックイン時にタイの伝統的な手洗いの儀式でもてなされる。
山下誠総支配人は「タイならではのホスピタリティとともに特別な体験をお届けしたい」とコメントしている。昨年に続き2回目の開催となる今回のイベントは、スタッフにとってもホテルのDNAを再認識する重要な機会だという。
このイベントは、デュシタニ京都が掲げる「タイのDNAを京都から発信する」というブランドアイデンティティを体現するものだ。タイ文化の発信とコミュニティの創出に取り組む同ホテルの姿勢が、具体的な形となって表れている。
デュシタニ京都は2023年9月の開業以来、日本の伝統文化とタイのホスピタリティを融合させたサービスで注目を集めてきた。2024年7月には「ミシュランキー」を獲得し、2025年2月には「フォーブス・トラベルガイド 2025」のホテル部門で4つ星を獲得するなど、その評価は高まっている。